町の経営相談所

知的資産経営とは

知的資産とは

知的資産は樹木に例えられます。
大地に生い茂る立派な巨木。
その勇壮な姿に目を奪われるのはしかたがないことでしょう。
しかし樹木を支えているのは地底深くに張り巡らされた頑強な根であることを忘れてはいけません。
企業という樹木を支える見えることのない根の部分、これこそがまさに知的資産なのです。
以下は知的資産に関する解説となります。
企業の成長を支える見えない資産
知的資産を示す範囲
知的資産経営とは何か。
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企業の成長を支える見えない資産

どんな樹木も生まれながらにして、立派な姿であったわけではありません。
最初は小さな種だったのです。土に植えられた種は太陽の光を浴び、時には雨に打たれながら芽を出し、少しずつ成長していきます。やがてきれいな花を咲かせ、豊かな果実を実らせるのです。
企業も同じです。太陽や雨のような自らを取り巻く外部環境の影響を受けながら成長を重ねていきます。成長することで立派となった「樹木は設備や建物などの「有形資産」、花は「製品やサービス」、そして果実は「キャッシュフロー」といえる」でしょう。(出典:森下勉著「〝流れ‘’の整理だけで会社が良くなる魔法の手順」西日本出版社
そして樹木や花そして果実、こうした「見える資産」を支え、生み出しているのは土深く張った根である「見えない資産=知的資産」なのです。
組織力や技術、ノウハウ、ネットワークや築き上げてきた信頼信用といった「見えない資産」が「見える資産」である立派な樹木、きれいな花、豊かな果実を生み出しているのです。この図は森下勉氏著「〝流れ‘’の整理だけで会社が良くなる魔法の手順」(西日本出版社)p80に掲載された図を参考に作成しております。※クリックすると画像が拡大されます。

知的資産を示す範囲

企業を支えているのは「見えない資産=知的資産」という話しをしてきました。
それではそもそも知的資産の具体的範囲はどうなのでしょうか。
経済産業省では知的資産のことを「人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産のことで、企業の競争力の源泉となるもの」であり、「特許やノウハウなどの「知的財産」だけではなく、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方である」と説明しています。

出典は経済産業省HP。「知的資産」というと、イコール「知的財産」と誤解を受けがちです。確かに「知的財産」も知的資産の概念に当てはまるものではありますが、「知的資産」の方が更に大きな概念と考えられています。※クリックすると画像が拡大されます。

知的資産経営とは何か。

企業に固有の知的資産を認識し、有効に組み合わせて活用していくことを通じて収益につなげる経営」を「知的資産経営」と呼びます(出典:経済産業省HP)
自分たちの会社にはどのような「知的資産」があるのか、「知的資産」がどのような強みを自社にもたらし、どのような価値を与えているのかを検証することで、自社の強みを更に活かす効果が期待出来ます。
更に自社の「知的資産」と「知的資産」がもたらす価値を見える化し、「知的資産経営報告書」としてアピールしていくことでステークホルダーとの信頼関係を築く効果があります。
知的資産経営報告書」については「サービス内容」の「強みを活かす」にて説明しております。
お客様、取引先・関係者、取引金融機関、従業員の方々、そして就職先を検討している人たち。企業には様々な方々が関わっています。知的資産経営を実践することで、そうした人たちに自社の強みのアピールや信頼関係を構築していくことが出来ます。※クリックすると画像が拡大されます。

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